冬至は一年の中でもっとも昼の時間が短く、冬至を境に日照時間が長くなっていきます。
冬至の日にゆず湯に入ると風邪をひきにくいと言われていますが、ゆず湯の由来は「ゆず=融通がきく」と「冬至=湯治」の語呂合わせからきているようです。
ちょうど厳しい寒さに向かう頃でもあり、ゆずの入ったお風呂にゆっくり浸かって体を温めることで、寒さに打ち勝とうと考えられたのかもしれませんね。
しかし、ゆず湯に入ると肌がピリピリして困る、という声も聞きます。
そこで、おすすめのゆず湯の入り方とピリピリした時の対処法をご紹介します。
ゆず湯の作り方と入り方は?
ゆずには血行を促進するリモネンという精油成分が入っており、ゆずの香りには気持ちを落ち着かせ、リフレッシュする効果があると言われています。
このような効能を最大限受けるには、ゆずの成分がなるべく多くお湯に溶けだすように工夫すればいいのですが、ここで一つ問題があります。
リモネンは、肌に刺激を与え肌荒れを起こすことがあるという点です。
肌の強さには個人差があり、ゆず湯に入って体が温まるという人もいれば、体が温まる前に刺激を感じて肌が赤くなったり、肌がピリピリしてしまう人もいます。
肌の弱い人は肌のバリア機能が弱いので、ゆずの成分が肌へ刺激となってしまうのです。
しかし、入り方を少し工夫することで、ゆずの効果を得つつも肌に優しいゆず湯を楽しむことができるんです♪
それでは、その方法をご紹介しますね。
ゆずは皮をむいたり、つぶしたりせず丸ごと入れる
リモネンはゆずの実よりも皮に多く含まれています。
皮に傷をつけたり、切り刻んたりすることでより多くのリモネンが抽出されますが、その分刺激も強くなります。
そのため、肌の弱い人はゆずを丸ごと使いましょう。
ゆずが丸ごと湯船に浮いているという光景を見ることで視覚的にもリラックス効果が期待できます。
ゆずの数は湯船の中に2〜3個まで
絵的には湯船の中にたくさんのゆずを浮かせたいところですが、数が増えればそれだけ香りも高くなる反面、刺激も強くなります。
湯船に浮かべるゆずの数は多くても2〜3個にしておきましょう。
湯船に入れずに、別の容器に入れて浴室内に置く
ここまでしても肌がピリピリしてしまう場合は、肌から得られる効果はあきらめ、ゆずの香りを楽しみましょう。
ゆずの香りをかぐことで気持ちが落ち着きリラックスするため、自律神経が整います。
ピリピリ痛くなったらどうする?
ゆず湯に入って体がピリピリし痛い感じがする場合は、我慢せずにすぐに湯船から出ましょう。
そして、ゆずの成分を洗い流すため、シャワーを浴びます。お湯の温度はぬるめがおすすめです。
湯船にはゆずの成分が溶けているため、もう入らないようにしてください。
シャワーを浴びた後もしばらくピリピリ感が続くかもしれませんが、一晩寝るとたいてい治る事が多いです。
翌日以降も痛みが続くようなら皮膚科医に相談する事をおすすめします。
柚子湯に入って肌がヒリヒリする方は体に合わない可能性があるので、今後も入る機会があった場合は充分注意してくださいね。
まとめ
冬至にゆず湯に入ることは風流で季節も感じられるため、家庭でも実践してみたいという方も多いと思います。
子供にも日本の風習を伝えるのにいい機会かもしれませんね^^
ご紹介した内容を参考にして、ぜひゆず湯を楽しんでくださいね。
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