子育ては疑問発見の連続ですが、離乳食についてもわからないことが多いですよね。
時間ごとの授乳は確かに大変ですが、離乳食が始まると毎回同じものを食べさせるわけにもいかず、それはそれで悩みは尽きません。
その中でも離乳食に使う「だし」についてはいろんな意見があり、市販のだしを使えるならば使いたいと思っている人も多いようです。
そこで離乳食で使う「だし」についてリサーチしてみました。
赤ちゃんの離乳食に市販のだしを使っても大丈夫?
赤ちゃんの離乳食に使うだしは 「手作り」のものがおすすめです。
というのも‥
この頃の赤ちゃんは、消化器官が未熟で塩分を処理する腎臓の機能も充分に育っていません。
この段階で市販のだしを使ったり、調味料を使った離乳食は赤ちゃんの内臓に負担をかける恐れがあるといわれています。
また、味覚は小さい頃の食事に大きく左右されるそうです。
あまり早い段階で濃い味付けに慣れてしまうと、今後子供の生活習慣病のリスクを高めることになりかねません。
赤ちゃんの離乳食は生後6ヶ月前後から始まり、初めはおかゆをスプーン一杯から始めて、徐々に量、回数、種類を増やしていきます。
離乳食は一歳から一歳半での完了を目標に、初期、中期、後期に分けて進められますが、初めは母乳やミルク以外の味や食感に慣れることが目的ですので、調味料を使った味付けは必要ありません。
食材に風味や旨味を加えるだしは、必ずしも初期の離乳食に必要ではありませんが、繊細な味覚を育てるために塩や醤油などの調味料を使う前に、まず食べさせてあげましょう。
離乳食初期であれば昆布を使っただしがオススメです。
昆布にはアレルギーを起こす成分が含まれないため、安心して使うことができます。
昆布でだしをとる基本の方法はそれほど難しくありませんのでご紹介します^^
- 【材料】
- ・だし用昆布 15〜20センチ
- ・水 1ℓ
- 【作り方】
- ①昆布の表面を硬く絞ったふきんで拭き、表面の汚れを拭き取る
- ②鍋に水と昆布を入れ30分ほどおき、火にかける
- ③沸騰する直前に火を止め昆布を取り出す
では市販のだしをいつから使っても良いか‥気になる所ですが、これについては色々な考え方があるんですよね。
市販のだしはいつから使っていいの?
塩分や食品添加物の入った市販の調味料は、いくつであってもなるべく使わないのが望ましいと考える人もいるでしょう。
しかし、大きくなれば普段の食事には市販のだしを使う人が多いと思いますし、コンビニの食事や外で食事すれば結局添加物を避けて生きることはとても難しくなります。
そこで一つの目安として 【1歳のお誕生日を迎えるまで】
できれば離乳食が完了するまでは手作りのだしで乗り切るようにしてみましょう。
簡単に作れる赤ちゃん用だし汁の作り方
手作りの「だし」といっても、赤ちゃんを育てながらの家事は大変です。
それまでは市販のだししか使ったことのない人もいるでしょうし、毎日となるとだし作りもなるべく簡単に済ませたいですよね。
そんな時にピッタリのだし作りの方法があるので、ぜひ参考にしてください。
①水1リットルの中にだし用昆布20センチを入れる
②そのまま冷蔵庫で一晩おく
なんとこれだけです☆
昆布に干し椎茸2個を加えて同様につくっても美味しくできますよ。
火を使わないので「だしをとらなきゃ」と気負う必要がなく、手軽に作れます。
一晩おく時間がなければ、電子レンジを使う方法もあります。
②最後に昆布を取り出す
材料は昆布10センチに水200ccが基本です。
昆布はキッチンバサミでいくつかに切っておくと旨みの成分が出やすくなります。
鰹だしの作り方
①ボウルの上にかつおぶし5gを茶こしに入れて用意し、上から熱湯200ccをまわしかける。
②かけた熱湯の中にそのまま鰹節を浸し3分待って引き上げる
使いやすいよう製氷皿に入れて冷凍しておきましょう!
使う時に1つずつ取り出して必要な分だけ使うことができ、少量ずつ作る離乳食にはぴったりです。
今の冷蔵庫は自動製氷機が付いていることが多く、製氷皿のない家庭もあるかもしれませんが、百均に行けば色々なサイズのものが売っています。
冷凍した「だし」は1週間を目安になるべく早く使い切るようにしてくださいね。
離乳食に市販のだしは使っていい?まとめ
離乳食に使うだしについてご紹介しました。
離乳食を食べる時期の赤ちゃんには、市販のだしは使わないのが望ましいというのが結論です。
だし作りは慣れれば全然難しくはありませんが、それでも一手間かかります。
やっぱり市販のものを使いたい、という人には塩分、食品添加物の入っていないだしも売られています。
ほんだしのような一般的な市販だしに比べ値段は高くなりますが、こちらを使うという選択肢もあります。
育児の常識は人により違うものです。
正しい育児も大事ですが、赤ちゃんにとって大事なのはママが機嫌良くいてくれることかもしれません。
そのためにも自分が納得でき、これなら無理なくできるという方法を見つけてくださいね。
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