病院や地域によって、子供の耳かきはやった方がいい、やらない方がいい、とか色々意見はありますが実際の所どうなのでしょうか。
親が耳かきをやるとしても、どらぐらいの頻度でやればいいのかも気になります。
耳かきを嫌がるお子さんもいますが、やり方はどのようにすると良いのでしょうか。
今日は私の経験もふまえて、子供の耳かきについて詳しくご紹介したいと思います。
子供に耳かきは必要?
耳あかは、耳の内側の古い皮膚が剥がれたり、外部からのほこりの侵入、皮脂などが固まることで、耳の外耳道というところに固まってできます。
鼓膜は、外耳道の奥にあるのですが、鼓膜にほこりや細菌から守るためのものは耳毛以外ないので、多少の耳垢は鼓膜を守るために必要なのです。
しかし、耳垢が外耳道を塞いでしまうと、聞こえが悪くなったり、難聴の恐れも考えられます。
ただ私の通っている耳鼻科の先生曰く
「子供は寝ている間に耳垢がポロっと取れているはずだから、お母さんが耳掃除をする必要はないんだよ」
「それにお母さんが逆に耳を傷つけてしまう可能性の方が高いから、掃除をするとしても見える範囲で軽くねー」
と言います。
耳鼻科の先生によって意見も違っているようなので、耳かきは必要ない!
とは断言できませんが、親が耳かきをする場合は表面だけを軽く掃除してあげるようにしましょう。
ではどれくらいの頻度で耳かきを行えばよいのでしょうか。
私の通っている耳鼻科の先生は
「頻度としては1ヵ月から2か月の間に1回程度のペースで大丈夫だよー」
と指導されているので、我が家は月1回ぐらいにお風呂上りに、耳掃除をしています^^
耳かきする時のコツは?
耳かきって嫌がる子供が多いですよねー、うちもそうでした( ;∀;)
ただ、耳という場所なだけに暴れると危険が伴うので、十分注意して耳かきをしましょうね。
・膝枕はNG!座って耳かき
耳かきというと↓こーんな風↓に膝枕で行うというイメージが強いですよね。
しかし、実は膝枕で行うと、取れた耳垢が、落ちてしまう可能性が高くなるんです。
なので耳かきは座った状態で行いましょう。
座った状態だと、陰になってしまう部分があり、見にくいかもしれませんが、ペンライトや懐中電灯を活用すると見えやすくなりますよ。
今は100均にもライト付の耳かきが販売されていますよ♪
・細めの綿棒で行おう
耳かきで耳垢を取ろうとすると、外耳道を傷つけてしまうリスクが高まります。
また、実は耳かきで耳垢を取ろうとしても外耳道に耳垢をこすり付けてしまい、あまりきれいに取れないのです。
そこで、細めの綿棒を活用することをおすすめします。
細めの綿棒に、ベビーオイルかオリーブオイルをつけ、優しく少しずつ行いましょう。
耳垢がかさかさタイプのお子さんは、耳掃除用の吸引器を使うのも良いですね。
・奥に入れすぎない
耳掃除をするとき、奥の耳垢まで取ろうと頑張ってしまうことはありませんか?
しかし、耳の中の皮脂腺という皮脂の分泌が行われる場所は、耳の入り口から1センチほど奥までとなります。
綿棒を1センチ以上奥に入れてしまうと、耳の中を傷つけたり、耳垢を押し込んでしまうこともあるため、気を付けましょう。
綿棒の面が巻かれている部分が、ちょうど1センチくらいとなります。
嫌がる子供・奥の耳垢の対処法
嫌がる子供の耳を無理に掃除しようとしたり、奥の方にある耳垢を家庭で取ろうとしたりすると、耳の中を大きく傷つけてしまう事故に繋がりかねません。
耳掃除が必要な場合、耳鼻科で耳垢を掃除してもらうのも一つの手ですよ。
私の通っている耳鼻科では、暴れないように体を固定され、看護師さん4人がかりで子供が動かないように押さえつけ、先生が慎重に器具を使って耳垢を取ります。
子供はミイラ巻きにされた時点で大泣きしますが、泣くと余計に押さえつけられるので泣かない方が早く終わるんですが、やはり怖いですよね(T_T)
奥に入っていた耳垢を毎回見せてもらうのですが、ビックリするぐらい大きいの出ます!
それを見ると半年に1回ぐらいは、耳鼻科で掃除してもらった方がいいじゃないかなと感じます。
娘の場合は、学校の聴力検査でひっかかり耳鼻科へ行ったのですが、先生に掃除してもらって再検査したら問題なし、という事もありました。
耳掃除だけで耳鼻科へ行っても拒否されないのでww、奥の耳垢が気になっている方は受診してみてくださいね。
まとめ
親が耳かきを行う場合は決して奥まで掃除をせずに、見える範囲で1~2ヵ月に1回程度行うようにしましょう。
半年~1年に1回程度、耳鼻科で耳の状態を見てもらって、気になるようなら耳掃除もお願いしてみる事をおすすめします。
子供の耳は傷つきやすいので、やさしく耳かきしてあげるようにしてくださいね☆
全然怖いくないよーという声かけも大事かなと思います。
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