「冷えは万病の元」と言われる通り、体が冷えることで様々な不調が現れると言われています。
食生活の変化や生活が便利になったことで、100年前と比べると私たちの体温は平均的して下がり、平熱が36度に満たない低体温の人も増えています。
そこで、体が冷えることで具体的にどんな影響があるのか、また、体を冷やしてしまう食べ物や飲み物をご紹介したいと思います。
体が冷えるとどんな影響ある?
私も体が冷えやすい体質で、1年中手足が氷のように冷たいので、どうにかしたいと思ってるんですよね( ;∀;)
体の冷えと聞いて良いイメージを思い浮かべる方は少ないと思いますが、実際は次のような影響が現れます。
① 血行が悪くなる
体が冷えることで血液の流れが悪くなり、体の老廃物が血液中に溜まりやすくなります。
すると、血の巡りが悪くなりさらに体の冷えが進んでしまいます。悪循環が続くのです( ゚Д゚)
② 基礎代謝が下がる
糖質や脂質を燃焼して体のエネルギーに変えることを代謝といいますが、これには体内酵素が深く関わっています。
酵素が効率よく働くには、体温が36.5度〜37度であることが望ましいのですが、最近は体温がこれに満たない人も多いため、代謝の低下につながっています。
③ 自律神経が乱れる
体の冷えは自律神経を乱すと言われています。
自律神経は体温調節を担っていますが、体が冷えることでこの機能が低下し、自律神経のバランスを乱すことになります。
すると、頭痛や腹痛、不眠やイライラなど身体的にも精神的にも不調をきたすことになります。
④ 免疫力が下がる
体が冷え代謝が下がったり、血行が悪くなると、体の隅々まで酸素や栄養分を運ぶことができまくなります。
すると傷や病気が治りにくかったり、風邪を引きやすいといった免疫力の低下につながります。
さらに、がんや生活習慣病のリスクが高くなるとも言われています。
このように体の冷えというのは、良くない事ばかりなんですね。
この冷えは、毎日の生活を少し変えるだけで、改善する事ができるんですよ♪
注意したい食べ物や飲み物は?
体の冷えの原因は運動不足やストレス、そして毎日の食事が深く関係しています。
体の冷えにつながりやすい食べ物は大きく分けると
・生野菜や果物
・トランス脂肪酸を多く含むビスケットや菓子パン
・白砂糖をたっぷり使ったスイーツやお菓子類
以上のものがあげられます。
野菜の中でも、暖かい地方でとれるものや夏が旬の食べ物は、体を冷やすので注意が必要です。
夏の旬といえば
・きゅうり
・ナス
・レタス
・キャベツ
・ほうれん草
などなど
一般的に野菜は「土より上の部分を食べるものは体を冷やす」と言われています。
つまり土より下に育つ野菜は体を温める食べ物といえます^^
・にんじん
・じゃがいも
・たまねぎ
・ねぎ
・しょうが
・ごぼう
・かぼちゃ
などと他にもたくさんありますが、野菜を選ぶときは【土より下に育つ野菜】を選ぶようにしましょう。
「冷えやすい野菜は温めて食べればいいんでしょ?」
と思うかもしれませんが、温めて食べても野菜の性質は変わる事がないので、冷えやすい野菜に変わりはありません。
次に体を冷やす飲み物ですが
・コーヒー
・緑茶
・牛乳
・ビール
以上の飲料は体が冷えやすいので、注意してください。
コーヒーや緑茶などカフェインの入った物は、体を冷やしてしまいます。
発酵食品は体を温めるので、冷えが深刻な人は茶葉を発酵させて作る紅茶を選ぶようにしましょう。
とはいえ、食生活で一番大切なのはなんでもバランスよく食べることです。
「絶対にこれを食べてはいけない」というものはなく、逆に「こればかりを食べていれば冷えが解消される」というものもないので、野菜、果物、肉、魚、海藻、豆類をバランスよく摂ることを心がけましょう。
まとめ
体を温めるには食べ物だけでなく、適度な運動やストレスをためない生活を送ることが必要になります。
特に運動により筋肉量が増えれば熱の生産量が増加しますし、自分にあった運動はストレス解消にもなりますので一石二鳥ですよ。
体を温めていきいきと健康的な毎日を送れるよう参考にしてくださいね。
コメント