先日私の母親から電話がきて、遠い親戚の叔母さんが亡くなったと聞かされました。
母はお通夜に出席するようで忙しく必要なものを準備しているようだったのですが
と、直球質問を受けて
[voice icon=”https://kurasinobenrimemo.com/wp-content/uploads/2018/07/smile3.jpg” name=”管理人” type=”r kanri”]え、、た、たぶんソレでいいんじゃないかなぁ‥うんたぶん。。[/voice]
なんて適当に返した私ですが、お通夜という場所で香典袋を間違えるのはかなり失礼にあたりますよね。
そうならない為に、お通夜に行く時の不祝儀袋について表書きや細々したマナーをまとめてみたので、私と一緒に勉強していきましょう★
お通夜の不祝儀袋は御仏前と御霊前どっち?
日本は仏教形式でお葬式を出すことが多いと思いますが、お通夜の不祝儀袋の表書きは
・御霊前
・御仏前
・御香典
・御香料
以上が代表的なものとなっていますが、同じ仏教でも宗派により使える表書きが違います。
[voice icon=”https://kurasinobenrimemo.com/wp-content/uploads/2018/07/smile4.jpg” type=”r kanri”]でも、宗派がわからない場合の方が多くない!?[/voice]
そうなんですよね‥最近はお寺じゃなく斎場を借りてやる方も増えているので、宗派がわからない事が多くなっています。
ただ仏教では一般的には、亡くなると「霊」となり、49日を過ぎると「仏」になると言われています。
そのため、宗派がわからない場合は
・お通夜、告別式、初七日=御霊前
・49日以降の法要=御仏前
以上のように覚えておけば、ほとんどの葬儀で失礼にあたる事はありません。
でもちょっと注意が必要なのが「浄土真宗」です。
「御霊前」は仏式だけでなく、神式やキリスト式でも共通して使え便利なようですが、浄土真宗では使えないんです。
そのため、お葬式やお通夜に持っていく不祝儀袋の表書きは「御香典」と書かれたものを持って行きます。
「御仏前」を使うのは四十九日法要以降で、お通夜やお葬式は「御香典」と書くのだと、嫁いだ時に姑に教えてもらいました。ちなみに真宗大谷派です。
御香典には【死者の霊前に供えるもの】という意味があるので(御香典)と書いて持っていけば、どの宗派だとしても失礼にあたる事はありません。
浄土真宗の方のお通夜とわかっている場合は、注意してくださいね。
不祝儀袋の書き方やお金の入れ方は?
不祝儀袋の書き方は、水引の上側に表書きを、下に表書きより少し小さめの字で名前をフルネームで書きます。
内袋の表に金〇〇円、裏に住所と名前を記します。
ただし、内袋に最初から金額を書く欄が設けられている場合はそこに書いてくださいね。
また、中に入れるお札は結婚式などお祝いの時とは違い、新札は使えません。
まるで準備していたように思われ、失礼とされるからです。
この辺りは日本人らしい細やかな気遣いと言えますよね^^;
比較的新しいお札しかない場合は、折り目をつけるなどの配慮をしましょう。
また、お札には人物が描かれていますが、顔が描かれている方を下にして袋に入れるようにするのもポイント。
これは(悲しみで顔を伏せる)という意味があります。
不祝儀袋の表書きは筆ペンで書くことが多いと思いますが、お通夜やお葬式では悲しみを示す「薄墨」で書くのが丁寧と言われています。
実際コンビニや100均などでも薄墨用の筆ペンもありますので、これを使うと便利です。
お通夜は御霊前と御仏前どっちを使う?まとめ
お通夜の不祝儀袋は宗派によって違うので、迷った時やわからない時は「御霊前」か「御香典」を選ぶようにしましょう。
お葬式を出す喪家の立場から言いたいのは「住所や電話番号は忘れずに書いてほしい」ってコトです。
最近はセレモニーホールなどで葬儀を行うことが多く、受付の時に不祝儀袋とともに、住所、氏名、電話番号を用紙に記入して出すと思います。
後で袋からお金を出し、誰からいくらもらったか分かるようにこの用紙に記録し保存するのですが、これがなかなかの手間となります。
この時、内袋に住所の記載がなく、受付の用紙の文字もあまりに達筆で読めなかったり、途中までしか書かれてなかったりすると、香典返しするのが大変(T_T)
マナーも大事ですが、受け取った人が困らないような心がけも大切にしてくださいね。
コメント