昔に比べて渡す人が少なくなりましたが、まだまだ「お中元」をやり取りしているという方は多いと思います。
実は私も新婚の頃は、旦那の会社や親戚とお中元のやり取りをしていたんですね。(それはそれはグッタリ笑)
お中元が届いた方の住所や名前を控えて、デパートへ行って発送作業を終えたのですが、後日気づいちゃったんです・・
しかも気づいたのが8月に入ってからΣ( ̄ロ ̄lll)
とうにお中元と呼ばれる期間は過ぎていたので旦那に相談したのですが、親戚のおじさんだしお正月に会った時でいいんじゃない~?と軽く言われました。
旦那は自分の親戚だからそんな事が言えるけど、既に相手から頂いているのに贈らないなんて、嫁の立場としてはそうもいきません(+_+)
ただ、お中元の時期を過ぎたら失礼にあたるのかな・・などと色々悩みました。
そこで実際にお中元の時期を過ぎてしまった時の対処法をご紹介しますね。
結論から言いますと、お中元の時期を過ぎても贈ること自体に問題はありません!
ただ「お中元」として贈ることはできないので、注意が必要です。
まず一般的なお中元の時期を確認していきましょう。
一般的なお中元の時期は?
お中元を贈らなければならない時期は、関東では7月15日、関西では8月15日までと言われています。
しかし、実際には地域によってもう少し複雑に分かれているんですね。
【東北や関東、北陸の一部】7月の初旬~7月15日
【北海道や関西、東海、中国、四国地方、その他の北陸】7月中旬~8月15日
【九州地方】8月の初旬~15日
【沖縄】旧暦の7月15日(新暦の9月3~5日)
地域によって1カ月も差があるので、相手の住んでいる地域に合わせて贈るようにしましょう。
ちなみに、私の住んでいる北海道ではおおむね8月15日までお中元のやり取りをします。
親戚なら、お盆にお仏壇を参る時にお中元を一緒に持っていくこともあります。
このように、その土地土地によってお中元に対する考えや時期も変わるので、注意が必要なんですね。
もし、引っ越したばかりでよくわからない場合は、お中元の品物を置いているギフトショップやショッピングセンターのスタッフに聞いてみましょう。
地域に根ざしたお店なら、その土地の常識に沿った事を教えてくれるはずですよ♪
お中元の時期はその土地ごとに違いますので、例えば関西育ちの人が関東に嫁いだ場合は、うっかり時期を逃してしまうこともありえますね。
そんな場合でも次のように対処すれば大丈夫です。
過ぎてしまった場合の対処法
お中元の時期を過ぎてしまった場合
【のし紙の表書きを変えて贈る】
これだけで解決しちゃいます。思ったより簡単ですよね笑。
お中元の時期に贈る場合は、のしに「お中元」と書いて贈りますが、過ぎている場合はお中元とは書けないので
【暑中見舞】
と書くようにしましょう。
他にも、「暑中御伺い」「暑中見舞い」という書き方もあります。
とはいうものの、お世話になった方へは、お中元として品物を贈る人がほとんどで、この時期を過ぎると、「うっかりしてしまった」感が否めません‥。
表書きが正しければ失礼にはなりませんが、どうしても気になる場合には品物が届く頃、お世話になっているお礼を書いた旨のお手紙(ハガキ)を送るとより丁寧です。
拝啓 盛夏の候、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素はひとかたならぬご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
つきましては謝意を表したく、本日別便にて〇〇をお送りいたしました。
ささやかな品ではございますが、ぜひご賞味頂ければ幸いです。
まだまだ暑い日が続きますが、お身体大切にされますよう、何卒ご自愛くださいませ。
敬具
このような手紙を別に送ることで、品物だけを送るよりかえって丁寧さが伝わります。
ただし、「暑中見舞い」の表書きが使えるのはお中元の時期を過ぎてから立秋、つまり例年8月8日頃で、2018年は8月7日になります。
立秋も過ぎてしまっている場合の「のし書き」は
・残暑御見舞
・残暑見舞い
・残暑御伺い
のいずれかとなります。
この場合は、忙しいお盆の時期は外して送るのが礼儀!
また、手紙を書く場合も時候の挨拶が変わってきますので注意しましょう。
おわりに
お中元を送るときは、その土地の正しい時期を知ることが前提になります。
もし時期を過ぎていたら、のし紙の表書きを変えて品物を送ってくださいね。
表書き、は立秋を境に「暑中見舞い」「残暑見舞い」と前後で異なります。
この時、品物とは別に感謝の気持ちを伝えるお手紙を、時候の挨拶を添えて送るとより丁寧な印象になります。
せっかく気持ちを送るわけですから、失礼にならないようにしましょうね。
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