毎年夏にやってくるお中元シーズンですが、結婚や就職などを機に新たにお中元のやり取りをするようになった人も多いのではないでしょうか。
最近は、様々な連絡をメールやlineですることが多いので、「お中元のお礼もメールとかlineで」と考えるかもしれませんね。
でもこれって、相手に失礼には当たらないのでしょうか・・気になるトコロです💦
そこで、一般的な社会常識も踏まえて、現代生活にあったマナーをご紹介したいと思います。
お礼をメールで送るのは失礼?
お中元を受け取った時には、 ハガキや封書でお礼状を送るのが正式なマナーとなっています。
そのため、メールでお礼をして終わり、というのはあまりおすすめできない事なんですね。
一般的にはメールは利便性の高いコミュニケーションツールではあるけれども、まだまだ正式な書類や手続きには使えないと考えている人も多いからです。
また、送る人の生活様式や年代によっては、メールにあまり慣れていなかったり、返事を送らなければ、と負担に思うこともあるかもしれません。
そう考えると、お礼状を出すほうが良い、ということになります。
ただし、相手との関係がそこまでかしこまったものでない場合や、普段からよくメールでやり取りをしている人へはメールでお礼を伝えた方がスムーズであり、自然な場合もあります。
また、ビジネス上のお付き合いなら、とりあえずメールで一報入れて後日改めてお礼状を送るという方法もあります。
一概にメールでお礼をするのはNGとは言えないので、相手との関係性をよく考えてからメールで送るようにしましょう。
メールで送る場合の例文は?
では実際にメールでお礼の文章を送る場合の例文をご紹介したいと思います。
【例1】
〇〇様
拝啓
暑い日が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
この度はお心遣いの品を送っていただき誠にありがとうございました。
さっそく美味しくいただいたところです。
まだまだ暑い日が続きますが、体調崩しませんようお気をつけくださいませ。
まずは取り急ぎメールにて失礼いたします。
敬具
【例2】
〇〇様
拝啓
本格的な夏がやってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
先ほど〇〇様からのお心遣いの品を受けとったところです。
日頃からお世話になっている上にこのような品までいただき、改めて御礼申し上げます。
暑さ厳しい折から、くれぐれもご自愛くださいませ。
まずは謝意を伝えたく、取り急ぎメールにて失礼いたします。
敬具
【とりあえず受け取った事を早く報告したいからメールでお伝えしていますよ】
というのがメールで伝える時のポイントです。
ただし、メールだけで済ますよりも、その後は別の手段で再度お礼をするのが、大人としてのマナーです。
手紙を送る場合は先ほどのメールの例文同様の内容で構いませんが、最後の文を「まずは書中にて御礼申し上げます」に変えて送付するようにしましょう
しかし、最近は電話などですませることも増えてるようなので、電話でお礼をする場合もチェックしてみましょう。
電話でお礼をする時のポイント
電話のいい点は、すぐに礼が言えることと、直接相手に気持ちを伝えられることです。
もちろん、電話で取り急ぎお礼を伝えて、そのあとお礼状を送ればより丁寧ですよ。
電話の場合も、基本的には伝えることは同じです。
①挨拶
②相手を気遣う言葉
③お中元の品への御礼
この3つは必ず盛り込みましょう。
実際の例をあげてみますね(*’ω’*)
こんばんは〇〇です。
ご無沙汰しております。皆さんお変わりありませんか。
先ほどお中元の品が届きました。
美味しそうなゼリーで、子供達も喜んでいただきました。
いつもお気遣いいただき、ありがとうございます。
まだまだ暑いですので、お体気をつけてお過ごしください。
お電話で失礼かと思ったのですが、早くお礼を伝えたくでご連絡させていただきました。
奥様にもよろしくお伝えください。
では、失礼したします。
私の祖母は手紙は嬉しいけど、実際に声を聞いて話ができる電話の方が何倍も嬉しい、という話をよくしています。
電話にはメールでは伝わらない感情があるんだと感じます^^
おわりに
お中元のお礼をメールで伝えるのは失礼になるか・・というお話でしたが、正式なルールとしてはメールでのお礼はあまりおすすめできません。
しかし、相手との関係性によっては使っても構わないと考える人も増えているようです。
もしメールで送ろうかな~スマホを手に持ってるならまずは電話をして、出なかった場合はひとまずメールでお礼を伝えてはいかがでしょうか。
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